甘味処 華樓(ガロ)

甘味処 華樓

ポルボローネというお菓子をご存知だろうか。口の中でシナモンとアーモンドの香ばしさが溶けていく、スペインの「幸福のお菓子」。大泉学園に美味しいポルボローネを出すお店があると聞いても、それだけで驚く人はいないかもしれない。しかし、そのお店というのが今風のパティスリーやカフェではなく、店内に茶室もある甘味処と知れば、誰しも驚くのではないだろうか。

甘味処 華樓(ガロ)

「甘味処 華樓(ガロ)」に足を踏み入れると、ご主人川崎さんの趣味のミニ盆栽があしらわれた和風の空間が広がり、なるほどここは確かに甘味処だと気付く。しかし、何気なく注文した「クリーム白玉ぜんざい」を口にすると…。

甘味処 華樓(ガロ)

これから訪れる人の「驚き」と「楽しみ」を奪う無粋を避けるため、その「味」については、どこまで書いて良いか悩ましいところだ。こう書くと今度は「奇をてらった味なのか?」と誤解する向きもあるが、実際はその逆。今時どこに行っても、これほど「まっとう」な手間暇を注いだ甘味にお目に掛かるのは難しいだろう。二度もアク抜きして炊いたというあずきは、姿をつややかに保ったままでいて、皮まで柔らかい口当たりの上品さ。お客の顔を見てから練ってゆでた白玉は、歯に心地よい弾力で、噛みきると米の温かい香りが満ちてくる。

甘味処 華樓(ガロ)

「うちのはね、主人が今までやってきたこと、全部入っている味なの」
実は川崎さん、4年前までは披露宴会場にウェディングケーキを卸す工房を営み、一流どころを何軒も顧客に抱えて大忙しだったそう。しかし元々の出発点は和菓子。中学を卒業しすぐに和菓子の修行を始め、店を出せる実力を身に付けた時になって、いきなり「これからは洋菓子の需要が高まる」とケーキに転向したのが高度成長期の頃。何しろ和菓子でみっちり修行した下地があるから、洋菓子の修行は早かった。

忙しく働く30年が過ぎ、70歳の声を聞いた川崎さんは「定年だ」とケーキ工房をたたむ。同時に奥さんが仕切っていた製パン部門も閉じて半年後、工房の跡地が「甘味処 華樓」に生まれ変わったという。

甘味処 華樓(ガロ)

甘味処 華樓(ガロ)

「この年になって新しい商売を始めるなんて、想像もしなかった」と、奥さん。
なるほど川崎さんの経歴を知ってメニューを眺めると「ケーキと抹茶」「和菓子と珈琲」という組み合わせが並ぶのにも納得。「珈琲とバタートーストのセット」の横には「自家製パン」のひと言。カフェやレストランならともかく、自家製パンを出す甘味処など他にあるとは思えない。しかもパン屋時代には売値に響くために使えなかった高級な材料を使っていると聞けば、試さずにはいられない。一斤売って欲しいと頼む人もいるそうだ。

甘味処 華樓(ガロ)

材料が良いと言えば、よそでは冷たいものは頼まないという年配のご婦人でも、「華樓」ではソフトクリームを食べなきゃ、と大いに召し上がっていらっしゃる。長年のケーキ作りの目が原料選びとアレンジに生きているからなのか、食べる人が無意識に「ソフトクリームならこの程度」と思いこむ味をはるかに超えているので、是非一度は試していただきたいひと品。何しろ製造許可の検査に来た食品衛生課の係員が「こんな良い原料を使っているんですか!?」と、仰天したという話もあるという。

甘味処 華樓(ガロ)

甘味処 華樓(ガロ)

ぜんざいやあんみつと同じく、「華樓」ではケーキもオーダーが入ってから最後の仕上げを施します。この日のケーキはモンブラン。ペーストにはマロングラッセ、周囲の飾りには甘露煮の栗、と使い分けてあるのが、とても贅沢な美味しさだ。抹茶と珈琲には鹿児島の温泉水を使っているとのことで、口当たりはとても柔らか。

甘味処 華樓(ガロ)

大泉学園で甘い物が食べたくなって、和の甘味で行こうか洋のスウィーツで行こうか迷ったなら、迷わず「華樓」に飛びこめば良い…。しかしそうして入った「華樓」のメニュー、開くともっと迷うことになるかもれしれない。「どれがおすすめですか」と尋ねたくなっても、メニューにあるのはすべておすすめの「華樓」でしか食べられない味ぞろいときている。奥さんの説明を聞いていると、どれもこれも全部食べてみたくなってしまうのが困りもの。

甘味処 華樓(ガロ)

さらに「華樓」は、常連が「教え渋る」店でもある。店内は14、5人も入れば一杯になり、しかも訪れる人のタイミングが重なりがちなので「他人に教えてしまうと自分が入れなくなる」というのが常連客の言い分。人に教えたい美味しさと、自分が入れなくなるかもしれないという、このジレンマ。

「甘味処 華樓」は、訪れる人をどこまでも「嬉しく迷わせて」しまう、まったく罪なお店なのだ。

甘味処 華樓(ガロ)
所在地:東京都練馬区東大泉5-41-6
電話番号:03-3924-5724
営業時間:11:00~20:00
定休日:水曜

メニュー例:
クリーム白玉ぜんざい…650円
クリーム白玉あんみつ…750円
抹茶クリーム白玉みつまめ…750円
ひじきそば…470円
珈琲とバタートーストのセット…520円
抹茶…470円
ぶれんど珈琲…420円
セットメニュー(珈琲または抹茶とのセット)…表示価格の10%引き

CAFE BIOT(カフェ ビオット)

CAFE BIOT

知る人ぞ知る店「CAFE BIOT」。大泉学園駅の南口を出てすぐ目に入る場所、という立地でこの形容は不思議に思われるかもしれないが、そう表現するのが似合ってしまうのだから仕方がない。ネルドリップで丁寧に落としたコーヒーと、小麦粉を使っていない独特のケーキをいただけるお店だ。

何をもって「知る人ぞ知る」なのか。「CAFE BIOT」のすごさは、店を訪れる人の感覚や知識に応じて「サプライズ」が次から次へと飛び出してくる所にある。何気なく訪れて、「おいしい。居心地が良い」で満足して帰るのも、もちろん正解。しかし中には一瞬で「見抜いて」しまう人々もいるそう。

CAFE BIOT(カフェ ビオット)

ある時には「なんでこんな所に忠弥の字が!?」と、洋画家・高橋忠弥の手による店のロゴを見分けて飛びこんで来た人がいた(ちなみにBIOTは忠弥氏がフランスで滞在した地の名でもある)。

またある時にはケーキをひとくち食べて「これなら一切れ千円でしょう!?」と、原料と手間暇に釣り合わない価格に呆れた銀座のパティシェがいたという。…等々、この種のエピソードは枚挙の暇がない。

CAFE BIOT(カフェ ビオット)

ご主人の小川さんは若き日から芸術に親しみ、さまざまなジャンルの文化人と交流を広げていたという。ご自身は立体曲面への印刷技術の特許を持った発明家でもあって、経営していた工場にN響の演奏家を招いて室内楽コンサートを開いたりしていたというから、当時の経営者としてはかなりの変わり種だったことだろう。工場を衝動的にたたんだのが30年前、「遊んでいるならコーヒーの店でも出したら」と、小川さんのコーヒーとケーキの腕前を知る友人に勧められたのが「CAFE BIOT」のきっかけ。

CAFE BIOT(カフェ ビオット)

CAFE BIOT(カフェ ビオット)

オープン時には、まだ「小麦粉を使わないオリジナルケーキ」は生まれていなかった。菓子職人に教わったのは小麦粉を使うケーキだったが、その時小川さんは「ぜったいにこれ以外のものを作ったりしないでください」と釘を刺されたと言う。
「社長が作り出したら、採算の取れないものになるに決まってるんだから」と。

CAFE BIOT(カフェ ビオット)

鋭いというべきか。果たして、小川さんはその「採算の取れない」ケーキを作り出してしまった。昔からチョコレートケーキが大好きだったのにも関わらず、一方で世界中どこのケーキを食べても満足できない。小麦粉が入って味が不純になるのが許せない。じゃあ作ってしまえばいい。思いこんだら何しろ発明家。釘を刺された採算の部分をあっさり度外視して、チョコレートの味を純粋に押し出した、世界のどこにもないケーキを作り出したのだ。

「葡萄村」「雪待月」「雪代」という、和風の床しい名を持った3種が、その小麦粉を使わないケーキ。今回はコーヒーと合わせて、抹茶とホワイトチョコレートの「葡萄村」と、ホワイトチョコレートの「雪待月」をいただいた。

CAFE BIOT(カフェ ビオット)

ケーキをひとくち口にすると、そのしとっとしたテクスチャに驚く。スポンジともムースとも違うキメの細かさ。密度はあるのに重さは感じない、とても上品な感触。今まで形を保っていたのが不思議に思える柔らかさで、歯を使うまでもなく上顎に押しつぶされて、しゅん、と溶けていく。そして後味が良い。コーヒーや水までもそうなのですが「CAFE BIOT」で口にするものには「雑なもの」が入り込んでいないのだ。口の中でケーキから元の上質な材料に還っていくような儚さがあって、和風の名前によく似合う。

CAFE BIOT(カフェ ビオット)

「見る目がある人には分かってしまうから絶対に手は抜きたくない」と、友人に「貴族趣味」とからかわれながらも美意識を優先させてしまう小川さんの「CAFE BIOT」には、毎日通ってくるファンも多いという。具体的な個人名は挙げないが、これまで「CAFE BIOT」の味を愛した人の中には、美意識の代名詞のように呼ばれたエッセイストや当代の人気役者など、日常で一流に触れる人々の錚錚たる名が惜しげもなく挙がっている。しかし小川さんは、訪れる人が誰であろうと、常に自身の納得できるものだけを出しているのだという。例え誰が気付かなかったとしても、自分に「手を抜いた」「妥協した」という感覚が残るのが許せないから。

CAFE BIOT(カフェ ビオット)

「知る人ぞ知る店」などと仰々しく書いたことで、これから訪れる人に無用の緊張を強いてしまったかも知れない。しかし実際の「CAFE BIOT」は、誰でも気軽に味と雰囲気を楽しめる、決して敷居の高くない店なのだ。タイミングが合えば看板娘の黒いスタンダードプードル「サージュ」ちゃんにも会えるので、まずは気軽に訪れてはいかがだろう。

CAFE BIOT(カフェ ビオット)
所在地:東京都練馬区東大泉5-40-27
電話番号:03-3925-7020
営業時間:10:30~19:30
定休日:木曜

メニュー例:
ケーキ1個&コーヒーのセット…825円
葡萄村・雪待月・雪代…各370円

緑と安全な農産物

びくに公園

「緑溢れる学園都市」。大泉学園を表現するときに頻出するこの形容は、単なる宣伝文句やイメージではない。東京23区の中でも緑地や農地が多い練馬区だが、大泉学園はその中でも特に自然が多く残された一帯となっている。

例えば、練馬区には私有地の樹林にベンチや遊歩道を設置して区民に開放する「憩いの森」というリフレッシュゾーンがあるが、区内約50カ所の約半分が大泉学園エリアに集中している。びくに公園に隣接した遊水池「八の釜憩いの森」や、23区内で唯一のカタクリ大群落が見られ「東京の名湧水57選」にも選ばれた「清水山憩いの森」などは特に有名。

自然の林を活かしたものだけに、都市にいながら深山に分け入ったような感覚があり、これは人工の公園では決して得られない魅力だ。

次に農地。東大泉から大泉学園町にかけてのエリアには、6カ所の「区民農園」があり、区民が土に触れてその実りを実感することができる。また、一般の人が農家にお邪魔して農業を体験できる「農業体験農園」にいたっては区内12カ所の実に半数が大泉一帯に集中しているのだ。

緑と安全な農産物

もちろん自ら農業を体験せずとも、少し散歩するだけでそこかしこに「農産物直売所」を示す緑の幟を見つけることができる。個人宅の庭先の直売所から、23区内初のJA経営の共同直売所「ファーマーズショップこぐれ村」まで、規模もスタイルもさまざま。並ぶのは新鮮なキャベツ、大根、烏骨鶏の生みたて玉子…。販売所やその時々の収穫によって異なる農産物が手に入る。

安価なだけでなく、生産者の顔を見ることができる安心感と、季節を感じながら選べる楽しさは、他ではなかなか得ることができない。近年見直されている「地産地消=地元で作って地元で消費する流れ」が、大泉学園一帯ではしっかりと根を張っていることが実感できることだろう。

緑と安全な農産物

そして、大泉学園エリアを象徴する景観と言えば、なんと言っても「大泉学園通り」の桜並木であろう。この一帯が風致地区に指定された1933年(昭和8年)に植えられた桜が、大泉学園駅と大泉学園町を結ぶ通りに沿ってなんと3kmあまりも続くという、練馬の春を代表する風物詩。

4月には沿道でイベントも行われ、どこまで歩いても頭上に桜、桜という体験は、昔からの住民たちでさえ「これほどのすごさだったのか」と、毎年新たに驚嘆するという。

緑と安全な農産物

西武池袋線沿線でも特に近代的な再開発が進んだエリアでもあり、同時に緑や自然がひときわ多く残されてもいる大泉学園一帯は、他では両立が見られないふたつの魅力を同時に備えた「いいとこどり」の街と言えるだろう。

多くの文人にも愛された、大泉学園を南北に縦断する学園通りの桜並木は、この街の持つ「都市と緑の幸福な共存」という魅力をもっとも雄弁に物語っている。

静けさと暮らしやすさが両立する良質な住宅地

静けさと暮らしやすさが両立する良質な住宅地

もともと「大泉学園」という名の学校はないのだと聞くと、戸惑う人も多いだろう。地名だけの学園と聞くと不思議だが、この地名には「大泉学園」という地域、特に駅北口に広がる住宅地が練馬区随一の高級住宅街へと育っていった歴史が込められているのである。

大泉学園が住宅地として開発されたのは1924年(大正13年)、現在の西武グループの前身である箱根土地の社長・堤康次郎氏が、現在の一橋大学(当時の東京商科大学)学長の佐野善作氏から、関東大震災で被災した大学キャンパスの移転先を相談されたことから始まる。

大学とその研究機関を中心に街を整備する「学園都市」構想が掲げられ、欠かせない条件である「学問にふさわしい閑静な環境であること」「鉄道・交通の便が良いこと」という要素を備えた大泉学園(当時は大泉)が、その候補地となる。また、開発の契約には道路・上下水道、電力供給設備を完成させるという内容もあった。

ちなみに同じ時期に箱根土地が開発した学園都市に国立と小平があるが、大泉学園はこれら2カ所に先立ち、一番最初に開発が行われた。この土地を選び開発を主導した堤氏は、軽井沢の開発に当たった人物でもあり、その選択眼にかなった大泉の環境の良さがここからも分かる。

静けさと暮らしやすさが両立する良質な住宅地

その後大泉学園は「私鉄沿線であること」を理由に候補地から外され、1927年(昭和2年)大学は国立に移転したが、この地の良質な住宅街としての性質は同じく震災の影響で郊外へと広がった住宅地の需要にも合致し、大泉学園は発展を続けた。現在の大泉学園町の区画が枡目状に整然と整備されているのは、この学園都市計画の名残である。

1933年(昭和8年)には都市計画法に定めた「風致地区」に指定され、自然景観と樹林地帯を守るために建物の建ぺい率からデザインまでが厳密な規制を受け、大泉学園の居住環境の高級化は更に進む。

現在の大泉学園北口エリアは、文化の香りと豊かな自然とが共存した、練馬区随一の高級住宅街として知られている。

住宅地の静けさと対照的な駅周辺の賑わいも魅力的。大泉学園駅からは通勤準急を使えば池袋まで1駅で行くことができ、1日平均の乗降人数は西武鉄道の単独線途中駅としては第1位。近年は駅周辺の再開発も進み、文化施設「ゆめりあホール」や、「NOS VOS(ノボ)by PARCO」「ゆめりあフェンテ」などの大型商業施設が建ち並び、西武池袋線沿線でも特に開けている。

静けさと暮らしやすさが両立する良質な住宅地

そして北口住宅街まで来ると、東映の東京撮影所の敷地再開発によって生まれた商業エリアがある。そのランドマークとも言える「LIVIN OZ(オズ)大泉」は、食品から衣料・住居周りの商品を広く取り扱い、人気の飲食店・専門店街も備えた、B1~5Fの6フロアの百貨店業態の大型スーパー。規模の上でも品揃えでも非常に使い勝手が良く、23時まで営業しているのも魅力だ。

敷地内には銀行やカルチャースクールなどもあり、駅周辺まで戻らずとも生活の用が殆ど足りる。東映通りを挟んで建つ「オズスタジオシティT・ジョイ」と共に、周辺の閑静な環境を損なわずに整備された商業地区となっており、近隣の高級住宅地の住民を中心に、ショッピングとエンターテインメントのスポットとして栄えている。

副都心線開通でさらに便利になった大泉学園

大泉学園駅

1997年(平成9年)年末に、都営地下鉄大江戸線(12号線大江戸線)の練馬~新宿間の運行が始まって以来、練馬以西の西武池袋線沿線の駅はそれまでの「池袋への直通」に加えて、「1度の乗り換えで新宿・六本木・汐留にらくらくアクセス」できることになり、飛躍的に利便性がアップした。

中でも大泉エリアの玄関口である西武新宿線大泉学園駅は、準急を使えば練馬まで1駅6分、池袋までは2駅13分(Yahoo! 路線情報による)という、新宿・池袋の両方面へのアクセスがしやすく、高級住宅地としてのブランド性と駅前再開発による活性化という魅力も手伝って、特に人気の高い駅となっている。

数字の面から見ると、2007年の大泉学園駅の1日平均の乗降人数は8万人を超え、西武池袋線の駅としては第3位、西武鉄道の単独線の途中駅としては実に第1位。

副都心線開通でさらに便利になった大泉学園

さらに2008年6月には、池袋~渋谷間を結ぶ「東京メトロ副都心線(13号線)」も開通した。これにより、大泉学園駅から渋谷、そして新宿三丁目駅(新宿伊勢丹前)へ直通アクセスが可能になり、伊勢丹や高島屋、丸井、新宿三越アルコットなどが集まる新宿東口界隈へのアクセス性が飛躍的に高まった。さらに2012年には副都心線は東急東横線へも直通予定であり、代官山や中目黒、横浜にもダイレクトアクセス可能となる予定。

「東京メトロ副都心線」の開通によって渋谷方面へのアクセス方法や所要時間も変わったが、さらに期待できるのが混雑状況の緩和。大泉学園駅8万人の乗降者が、それぞれの行き先に応じて練馬で振り分けられることを考えると、この効果は大きいものと思われる。

また開通時期は未定ではあるが、大江戸線の大泉学園町方面への延伸計画が具体化しており、開通の折には大泉学園町など大泉北部のエリアからも都心への直通アクセスが可能となる。仮称の「大泉学園町駅」は大泉学園通り沿いの「テックランド大泉学園店家電館」近くの交差点地下に出来る予定となっている。大江戸線開通の折には、大泉学園駅を経由せずとも電車に乗れるようになるので、周辺の交通アクセス性は一気に向上することになる。

副都心線開通でさらに便利になった大泉学園

大泉学園町周辺はバス交通も発達していて、大泉学園通りを通るバスの本数は都内でも有数のもの。例えば大泉学園町3丁目の大泉学園通りにある「住宅前」バス停から大泉学園駅までの区間は、大泉学園駅方面へ平日朝(8時台)には39本、平日昼間(14時台)でも30本ものバスが発着している。しかもその多くのバスは吉祥寺・荻窪・阿佐ヶ谷など中央線方面に直通しているので、杉並区や吉祥寺などにもダイレクトアクセスが可能だ。

また大泉学園駅と西大泉や新座市の片山などの住宅街とを結ぶ片山小学校行きのバスも平日昼間に4~6本程度ある。

2008年には「副都心線」開通でますます便利になる大泉学園

また電車交通だけでなく、「関越自動車道」と「東京外環自動車道」をつなぐ「大泉ジャンクション」を擁する大泉学園は、車での移動も非常に便利なエリア。外環自動車道を利用しての埼玉方面へのアクセス、関越自動車道での群馬・新潟方面へのアクセスという「中~長距離」の移動しやすさにおいては、都内でも随一と言えるだろう。

一般道についても、土支田通りから笹目通りに抜けて環状八号線に向かうことにより、環状線と交差する多くの都道・国道を利用して都内各地にアクセスできる。また、大泉学園近郊には車での来店を想定した大型店舗も多いので、ドライブがてら利用する楽しみもある。

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